カムアウト問題 1
出逢いのあたりの記事が続きましたが、ここらでちょっと、5巻の話題に飛びたいと思います。
というか、そもそもこのブログを書こうと思ったきっかけが、この事だったので。
まぁタイトルどおりですが、いわゆる一つの、
カムアウト問題
について。
5巻冒頭の会社送別会の後、桜井さんの
“いっそ正直に言っちゃうか”
に、もう本当に度肝を抜かれたわけですよ。
これまであんなにダメな人wだったのに!!
腹括った途端にいきなりスゲーな!?
って、読んでるこっちがワタワタしましたよね。
だってさ。
“やっぱ厳しいよな”
って、一旦思い留まる理由が、自分の世間体とか一切関係無くって、柏木さんと蓉一さんのためだけなんだもんね!!
そしてさらに悶絶した次の独白!!
“………だけど 俺たちのことは ずっと隠しとくわけにもいかないんだよな”
ちょっ!!
桜井さん!!!
今アナタ、サラッと、
“ずっと”
って言いましたか!?
………そっかぁ。
38歳が19歳♂に(多少のフライングはありつつも、本格的にって意味では)手ぇ出すには、一生を引き受けるって覚悟が必要だったんだね。
そうなんだね。
そりゃアレだよね。
一生って決めようと思ったら、ちょっとぐらい(?)グズグズするよね。
うん分かった。
了解。
そしてこういうところが、日高ショーコ作品の凄さというか、BLの仕様を踏まえつつも、キャラクターのリアルが犠牲にされてないってとこね。
もうなんていうか、結局これにヤラれちゃうんだよなぁ……💕
そして、続く27話で
「やっぱりさー “誰か”には言っておくべきだと思わないか?」
からの、
「もう世間体とかどうでもよくってさ
お前さえ嫌じゃなければ
ここでずっと一緒にいたい
そう言える立場になりたいんだ」
ここーーー!!
こ、こ、これはーーー!!!!!
プロポーズって事でいいですか!?
いいですよね!?
だって
“ずっと”
だもんね!?
どこをどう聞いても、それ以外の意味には取れないですよね!?
これまで散々、常識とか世間体とかでグズグズしていたあの“桜井さん”が言うからこその!!
この破壊力!!!
ヤバイわぁ…。
マジで心臓に悪い(by桜井さんw)わぁ…。
でもここの、蓉一の表情見る限り、そこまでオオゴトとして受け止めた感はないなぁなんて呑気に思ってたら、29話でまさかの蓉一が、水川本家で、
「桜井さんはこの家に必要なんです
ずっと俺の側にいてください」
っっって!!!!!
こ、こ、こ、
公開プロポーズですよ!!
桜井さんスゴい顔してるしw
竹さんは竹さんで、関係知ってるから冷や汗かいてるしw
主人公が5巻がかりでやっとこさ決めた覚悟を、一瞬で飛び越す受けの腹の座り具合w
男前かwww
と、蓉一にここまでされて、20歳近くも年上の恋人(しかも攻め)としてはそれはもう、黙ってるわけにはいかないよね!
ね!!!
「…あーーー… うん じゃあ います」
………押されっぱなしかw
そう言えば、on BLUE vol.25のインタビューで、
可愛ければ可愛いほど攻め度が上がる
って言ってたっけな(笑)
とか思って油断してたら!
蓉一が言葉に詰まった時に!!
桜井さんの………あの、
………手!!!!
衆人環視をモノともせず!!
す
と、蓉一の手の上から自らの手を重ねたかと思ったら
↓
上からきゅっ!っと握りしめ💕
↓
蓉一がその桜井さんの掌をすくうように受け止めてからの
↓
かたく握りしめあったかと思ったら
↓
まさかの最後は
恋人握りですよ!!
お父さん!!!!!
……………。
この時(恋人繋ぎをした瞬間の)のさ。
桜井さんの表情も絶妙でさ。
ちょっと照れもあるのを抑えつつの、
でもニュートラルで、
かつどこか晴れやかな感じさえ漂っていて。
これだけは、この歳でないとなかなか出せないであろうと思われる、こんな場で、こんな時に、きちんと等身大でいられる、
大人の男の顔。
……………。
かっこいい……💕
とりま、これが2人にとってのカムアウト。
って事で良かったでしょうか?
知りたくない人は知らなくていいけど、気づく人は気づいていいっていう。
もう、隠す気は無いっていう、2人一緒の宣言、だよね。
てゆーか、何気に、パパ達揃い踏みの場で、打ち合わせなし、アドリブ100%の、
親への挨拶
って事でよろしいですかね!?